以前にも手袋の修理について書いたことがありましたが。。。
http://tebukuro.livedoor.biz/archives/51038621.html

CACZANブランドでドライビンググローブを本格的に作り始めて約4年ほどになりますが、
そのファーストモデルとなった手袋が修理で帰ってくるようになりました。

DDR-003(現DDR-031)
一番最初に出来たモデルです。
現モデルと見た目は殆ど変わりませんが、
基本パータンの見直し、素材(革)のクオリティー、他細かい所で違いがあります。

ここまでシッカリと使い込んでもらえたグローブを見ると、なんか嬉しくなります。

「いや〜お帰りげんきだったか?」
「お直しするから、また頑張って来てね」
と送り出したくなります。

写真-14聞き手が右手なのか、
それとも左ハンドルでMT車なのか、右手の傷みが酷く掌側の革も薄くなっています。












写真-13親指の先は革が薄くなり突き破った感じになっていますので、
これは少しサイズが合っていなかったのかと想像します。












写真-12傷んだ箇所に合わせて型紙を作ります。
小指球あたりの補強
親指先の革の交換
人差し指腹側の補強










写真-11修理する部分の革をて裁断で切り出します。













写真-10左右とも全体的に掌は傷んでいましたが、
メンテナンスが良かったのか革の厚みも柔らかさも残っていました。
右手掌部分の傷みが激しい所を中心にに修理しました。